押井守監督と神山健治監督

というわけで、ちょっとバンド内で映画の話が盛り上がったもので。
まずはメジャーなお二人を。

押井守監督はもうアニメファンなら誰でも知っている方ですよね。
「機動警察パトレイパー」や「うる星やつら」など数々の名作アニメの
監督ですが、実はこれらの作品はほとんど見ていません。

氏の作品で最初に見たのは「赤い眼鏡」。氏が原作で藤原カムイ氏が
絵を書いた漫画の外伝的実写版なのですが、これがなんとも不思議な映画でした。
アクションがあるわけでもなく、堂々巡りの同じようなシチュエーションが
少しずつ変化をしていきその中に狂気がある。こんな映画を作る人が
いるんだなぁと思ったのが、きっかけでした。

で、その後氏は有名な攻殻機動隊2部作を作るわけですが・・・。
このアニメは個人的にはどうも好きになれなかったですね。

攻殻機動隊は漫画DVDも全て持っているのですが、原作漫画の
軽妙な部分がすべてカットされて、非常に哲学的、禅問答みたいな
映画になっていて、どうも見ていて疲れてしまうという感じでした。

氏の映画で一番好きなのは、ヨーロッパで撮影した「アヴァロン」です。
これも少々辛抱がいる映画ではありますが、押井氏の世界観が
見事に映像に昇華されてて、作品としての完成度が非常に高いと
思います。低予算・超短期間で撮影された作品ですが、ほぼ同じ
テーマで撮影された「MATRIX」に引けを取らない内容だと
思っています。押井氏の実写が好きな、曲がったファンです。

さて攻殻機動隊といえば、押井守氏率いる「押井塾」門下生の
神山健治監督です。
TVシリーズ2作、これは素晴らしい。
もちろん原作にある難解な用語が飛び交っていますが、原作のタッチ、
スピード感、テイストをおしみなくそそぎこんだ、オリジナル作の
ストーリーテリングの面白さ。何度見ても飽きないですね。
一話30分ですが、各話だけとっても十分一つの作品になる
完成度の高さ。長いシリーズなのに話が破綻しない用意周到さ。
いいですね。

師匠と弟子との関係ですが、人が違うとこれだけ作風にも
差が出てくるんだなぁと思いました。

で、神山監督の新作ということで「009」のリメイク版を
見に行ったのですが・・・あららら、禅問答の映画になっていました(^^;。
これはちょっと違いすぎるなぁと・・・。押井氏の映画かと思いました。

やっぱり作品と監督って相性があるんでしょうかね。







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